新人とチューターの絆

2年目の先輩によるチューター制度

チューターとは、主に2年目の先輩で、相談役・指導役として新人をサポートします。研修中の新人の立場や課題、悩みなど自分の去年の経験から、何でも相談しやすい相手として支えてくれます。

また、チューターにとっても新人からの相談や質問に応え、一緒に取り組むことで自分自身の成長にもつながります。チューターとしての取り組みも大切な経験となります。

研修を終えた、新人とチューターの言葉を紹介します。

新人はチューターに学び、チューターもまた新人から多くを学びます。研修を通じて芽生えた絆が職員の心をつなぎ、ご利用者さまとの絆につながっていきます。

新人

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専門学校の実習では利用者とコミュニケーションをとる上で悩んだことは一度も無く、「コミュニケーションなんて簡単だろう」くらいの感覚で研修に挑みました。ですがその考えは研修が進むにつれ、間違っていたと思い知らされました。利用者のやりきれない思いや悲しみ、怒りの感情に向き合うと、何もできない自分自身の不甲斐なさに悔しい思いや涙したこともありました。研修の目標である4つの基本姿勢も身に着けるのは難しく、こんなにもコミュニケーションが奥が深いものだとは思ってもみなかったので、利用者と関わる事にとても悩みました。しかしその分、利用者の言葉、心の広さ、やさしさに何度も救われました。この研修のおかげで利用者の心に触れる喜びと共に自分の未熟さが分かり、自分自身を見つめ直す良いきっかけになりました。少しは成長し前に進めと思います。私はこれから先いつも「姿勢」を正し、利用者の心に真正面から向き合う介護士になりたいです。

新人 

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私はこの新人研修の中で、第2部のコミュニケーション研修がとても強く心に残っています。利用者さんとしっかり関わることの出来る貴重な機会なので、今まで関わり方がよく分からず逃げていた“ベッドで過ごされる事が多く発語の少ない方”を担当させて頂きました。初めは沈黙を長く感じ、どう接すればいいか分からず思い悩む日々でした。しかし、ビデオ検討会や振り返りを重ねる中で、「私がどうするか」ではなく「利用者さんがどうしたいか」が大切なのだと気付きました。それから毎日関わる中で徐々に利用者さんの小さな表情の変化を読み取れるようになり、自然な関わりが増えて沈黙が苦にならず、自分の中での利用者さんの印象も変わりました。関わりもせず思い込み、決めつけていると、その人の本当の姿に気付けないままだったと思います。本当に学ぶ事が多かったこの研修での経験を忘れず、利用者さんの思いや行動を大切に丁寧に関わっていきたいです。

 

チューター

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 コミュニケーション中心である第二部研修で、お年寄りの言葉や行動、表情など一つ一つを一生懸命受け取ろうとしている研修生を見ていると、「今の自分はお年寄りとしっかり関われているだろうか?どうだろう?」と一度立ち止まり、振り返ることができます。また、自分が新人であった頃の悩みや関わりを思い出し、当時の自分と今の自分を比べ成長を感じたり、まだまだだなと感じたりする1ヶ月になりました。 反対に悩みも生まれました。研修生の悩みや疑問に対して、どのように答えたら良いのかということです。研修生であった頃の振り返りシートを読み返し先輩の答えを参考にしたり、ユニット職員同士話し合ったり、本を開いて勉強したりする職員もいました。新人研修の受け入れで感じることは、「初心を取り戻す」ということです。ユニット職員にとっても自分の関わりを見つめ直すことができる研修だと感じます。

 チューター

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ユニットに配属されて1年が過ぎ、私も初めて後輩を迎える立場となりました。お年寄りの方と真剣に向き合い、関わっている新人さんの姿を見て当時のことを懐かしく思いました。関わりを通し、何気ない表情や言葉からお年寄りの方の気持ちを知ることができた時、とても嬉しく感じたのを今でも覚えています。今の自分は当時のように、お年寄りの方と深く関わることができているのか、お年寄りの方の想いに寄り添えているのかと思うとまだまだだと感じます。研修の際、新人さんが尋ねてきたことにそういった考えもあるのかと、反対に私が教わったこともありました。現場に入ってみると仕事に追われることが多くあり、いつのまにか業務中心となっていた自分がいたように思います。 今回、新人さんを迎え入れることで、今の自分自身を見つめなおす良いきっかけとなりました。新人の時感じた想いを忘れず、お年寄りの方の想いに寄り添える介護士でありたいと思います。