第11回きのこグループ全体発表会

テーマ「ユニットケアからパーソンセンタードケアへ」~百人百通りのケアとは~

平成26年12月7日(日) 井原市芳井生涯学習センター

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 第11回きのこグループ全体発表会が、2年ぶりに開催されますことを、大変うれしく思っております。グループとしては、きのこ診療所の開設以来、34年目を迎えました。様々な歴史の上に私たちが到達したのは、本日のテーマであります「100人100通りのケア」ではないでしょうか。今日は、様々な100通りを知り、その人の一通りのケアをあなたが生み出していく力となれば幸いです。

また、今年は各施設の開設から節目の年でもあります。今までにお世話になった方々への感謝の気持ちを忘れず、これからも皆さまとともに歩んでいきたいと思います。

・きのこエスポアール病院 開設30周年
・ケアハウス きのこセイモン 開設10周年
・ジロール神田佐久間町 開設10周年

全体発表会 参加者数 247名

     実行委員(23名)一同

1 開会のあいさつ  西部いこいの里施設長 井上智恵 
2 理事長あいさつ 理事長 佐々木健 
3 私らしく ケアハウス きのこセイモン ケアワーカー (入社8年目)
4 どうすりゃええ? きのこ老人保健施設 まったりユニット 管理栄養士 (入社3年目)
5 おおえからきのこへ
~Yさんを見つめて~
きのこのデイ ぬくもり ケアワーカー (入社10年目)
6 『役割がある』『仲間がいる』~デイサービスで出来る環境作り~ 西部いこいの里通所介護事業所 作業療法士 (入社5年目)
7 SさんとSさん一家との交流 ありすの杜南麻布 特養 彩ユニット ユニットリーダー (入社9年目)
8 グループホームの〝グループ”とは? グループホーム 井原ラーゴム ケアワーカー (入社10年目)
9 私の家に帰りたい 小山倶楽部 ケアワーカー (入社4年目)
10 グループ職員個性披露   
11 在宅ケアの限界・・・!? 総社市山手福祉センター デイサービス デイサービスケアワーカー (入社2年目)
12 「故郷への想い」
~私そろそろ帰ります~
きのこエスポアール病院 治療棟Bぬくもりユニット ケアワーカー (入社5年目)
13 出会いを育む
~この地域で最期まで~
ジロール神田佐久間町 管理者 (入社5年目)
14 きのこグループの軌跡 総社市山手福祉センター 施設長 西谷達也(VTR) 
15 閉会の辞 本部長 篠崎人理 

1.開会のあいさつ

西部いこいの里施設長 井上智恵

皆さん本日は多くの方にご参集いただき、実行委員を代表して御礼申し上げます。平成14年に第1回を行って以来11回目となりました。

「きのこグループ」もとても大きい組織となり、色々な所で様々な取り組みが行われています。8月からの4ヶ月、実行委員として「きのこグループ」の横のつながりを深めていくことができたと思います。

今日の演題は入所系と在宅系が各々5つとなっております。お互いにどんなことに取り組んでいるのかどんなことに悩んでいるのか他の事業所での活動を知って理解する機会にしてください。

そして是非、今日のこの会場だけに終わることなく職場に戻られてからも今日の妙録を見直して、あの人はその後どうしているのだろう、あのお話はその後どうなっただろう、と、どうぞ振り返っていただきたいのです。

本日は宜しくお願いいたします。

2.理事長あいさつ

理事長 佐々木健

我々の「きのこグループ」も、永き歴史をたどってまいりました。私たちは最初に「きのこ診療所」を開いたときから始まって33年になります。そして「きのこ荘」ができ、「きのこエスポアール病院」ができてから30年が経ちました。それ以降様々な施設ができ我々の「きのこグループ」は、常勤の方が七百数十名、非常勤の方もあわせると約八百名近い方が様々な仕事をされています。

先日、NHKが主催するあるシンポジュームに参加いたしました。その時の司会者は、ジャーナリストとして認知症を永年にわたって見てこられた方で、その方のお言葉を借りますと、我々のグループのやってきたことは日本における認知症のケアを切り開いてきたとのお言葉をいただきました。そして世間からは私が思っていた以上に高い評価をいただいていることに驚きました。

これはどういうことかというと、今までに、そして今も続けている、皆さんの力であるということなのです。

我々のグループの理念を3つ言ってまいりました。
1番目には「ご利用者を中心に」
2番目に、「認知症における専門性の確立」
3番目に、「地域への貢献」
です。
そして今日はもう一つ皆さんにお願いします。
今までも、これからも、やっていきたいのは現場主義ということです。
現場で仕事をしている人を一番重要視して、その中からより良いものを生み出していくというのが、我々のこれからの理念であり、それらを伝統に、伝説に、そして将来に向かっても、そのようなグループになっていきたいのです。

今までの、過去の、色々な方の努力で現在があるわけです。
今日は懐かしい時代のビデオを見ていただき、その中に私が今申し上げたことがメッセージとして含まれています。

この30年の歴史は皆さまがいたからこそ築いてこられたと思います。そしてこれからも新たな歴史をともに築きましょう。忘れられない人たちも私たちの心に生き続けるとともに微笑みながら見守ってくれていると思います。
「きのこグループ」はこの人たちのおかげで30年を迎えられたと感謝いたします。

では、これから、未来に向かって、今日のテーマの「ユニットケアからパーソンセンタードケアへ」皆さんのお話を聞くのをとても楽しみにしています。

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3.私らしく

ケアハウス きのこセイモン 

発表者:(ケアワーカー 入社8年目)
友人と食事やショッピングをするのが好きです。いつも利用者さんと関わることが少ないので、関わりながら行事等を進めていくことが楽しいです。

発表内容:セイモンは今年8月で10周年を迎えました。今回、Yさんが、ケアハウスでどのような思いで過ごされているのか尋ねてみました。

司会者:ありがとうございました。この発表を聞いて、私たちはこれからもご利用者さまの声を聞き、感じることのできるケアワーカーで在り続けたいですね。

4.どうすりゃええ?

きのこ老人保健施設 まったりユニット

発表者:管理栄養士 (入社3年目)
好きな食べ物はハンバーグです。少しずつ寒くなってきたので、鍋も食べたいです!ユニットで色んな鍋をお年寄りと早く食べたいと思います!

発表内容:Hさんは毎日毎日「どうすりゃあええ?」と、私たちに訴えます。この言葉にはどんな思いが込められているのでしょうか?何を伝えてきているのでしょうか?Hさんと向き合い、考えました。

司会者:ありがとうございました。Hさんという一人の方と出合い、寄り添う中でケアワーカーとして成長していく姿が感じられました。

5.おおえからきのこへ ~Yさんを見つめて~

きのこのデイ ぬくもり

発表者:ケアワーカー (入社10年目)
平成17年 西部いこいの里に入社。デイサービスに9年、おおえデイサービスに8か月、10年目にきのこのデイに異動になりました。人と接することが苦手だったのに、もう10年!好きなことは買い物です。

発表内容:おおえからきのこへ引っ越したことで環境が変わってもその人らしく過ごしてもらうには・・・

司会者:ありがとうございました。Yさんという一人の人にスポットを当てたケアを行うことで、新しい環境でも居場所を作ることができたのではないでしょうか。

6.『役割がある』『仲間がいる』~デイサービスで出来る環境作り~

西部いこいの里通所介護事業所

発表者:作業療法士 (入社5年目)
いろいろな人と夢や妄想の話をするのが、大好きです。今は、お年寄りの「ねがいをかなえる」ことに真剣です。

発表内容:お年寄りから学んだこと。機能訓練の目線でお伝えします。

司会者:ありがとうございました。ご利用者さまお一人お一人に対して可能性を探り役割を見つけ、そしてご利用者さまの望みを叶えていくすばらしい取り組みだったと思います。

7.SさんとSさん一家との交流

ありすの杜南麻布 特養 彩ユニット

発表者:ユニットリーダー (入社9年目)
エスポアール病院で働いた後、一大決心をして東京に行きました。そんなありすの杜で早4年目を迎えます。岡山との違いに戸惑いもありましたが、東京ならではのケアに日々笑いあり、涙ありの毎日を送っています。

発表内容:一次は悪化したSさん一家との関係をこのままではだめだと一大奮起。スタッフ全員でそれぞれの持ち味を発揮し、悪戦苦闘しながら、関係を築いていったことを発表します。

司会者:ありがとうございました。ご家族とも連携することで、よりご利用者にとって良いケアができる。家族連携の大切さや色々なことにチャレンジしていくことの大切さを教えてくれた発表だと思います。

8.グループホームの〝グループ″とは?

グループホーム 井原ラーゴム

発表者:ケアワーカー (入社10年目)
平成21年より井原ラーゴムへ。特技は料理、掃除。ラーゴムで右に出るものなし!

発表内容:入居者、スタッフ、地域それぞれのグループが重なり合いお互いの為に支え合って作るグループこそがグループホームのグループ

司会者:ありがとうございました。お一人お一人のご利用者さまに対して、他のご利用者さまとも一緒になって支えていく本当の意味でのグループを作っていくことの大切さを教えてくれる取り組みでしたね。

9.私の家に帰りたい

小山倶楽部

発表者:ケアワーカー (入社4年目)
「モットーは誰にでも優しく」です。多くの人の前で発表することは緊張しますが、気合を入れて頑張ります。

発表内容:小規模多機能を利用するIさんについて紹介させて頂きます。小規模多機能を利用しながら、生まれ育った自宅・地域で過ごしてきたIさん。脳出血で入院したことで本人にとって大切なことは何だろうとご家族と考え、施設ではなく、住み慣れた地域・小山倶楽部に帰ってきたその姿を観て頂きたいです。

司会者:ありがとうございました。入所サービスへの繋ぎではない、小規模多機能サービスならではの前衛的な取り組みでしたね。

10.グループ職員個性披露

個性豊かな職員代表のかくし芸(×)いえいえ、個性(○)に、会場は(爆笑)和やかな雰囲気に包まれました。

 

 

 

 

11.在宅ケアの限界・・・!?

総社市山手福祉センター デイサービス

発表者:デイサービスケアワーカー (入社2年目)
私が大好きなのは「名探偵コナン」です。映画やアニメは欠かさず見ています。登場人物は「キッド」が好きです。

発表内容:2年目の職員の私が一人の利用者さんとの関わりを通じて、在宅ケアについて思い感じた事・・・、そして導き出された答えとは・・・!?

司会者:ありがとうございました。ご利用者さまにとって一番大切なことは何だろうと苦心する心が伝わってきました。

 

12.「故郷への想い」~私そろそろ帰ります~

きのこエスポアール病院 治療棟Bぬくもりユニット

発表者:ケアワーカー (入社5年目)
山登りが大好きです。今度は、どの山に挑戦しようかな?

発表内容:最初は全く落ち着かず帰ることばかり考えていたKさん。落ち着いて過ごせる場所となるためには・・・

司会者:ありがとうございました。Kさんとの関わりやコミュニケーションを通して少しでも暮らしやすい環境や居場所づくりをしていく大切さが伝わりました。

13.出会いを育む~この地域で最期まで~

ジロール神田佐久間町

発表者:管理者 (入社5年目)スウェーデン研修での繋がりをこれからも深めていきたいと思っています。

発表内容:設立10周年という節目を迎え 改めて「出会い」の大切さを見つめなおしています。そして安心して最後まで暮らせる地域の拠点の一つとしてこれからも発展していきたいと考えています。

司会者:ありがとうございました。いろんな人たちとの出会いや繋がりがあり、出会いの大切さ、重要性を見つめなおすことができたのではないでしょうか。

14.きのこグループの軌跡

総社市山手福祉センター 施設長 西谷達也(VTR)

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15.閉会の辞

本部長 篠崎人理

毎年毎年、集まっていただいて本当にありがとうございます。

皆さんの発表を聞いて、また一生懸命努力をして集まって楽しんでいけたらなと思います。

今日、発表を聞いた皆さんは、発表者の内容や気持ちに、大いに学ぶことができたことと思います。

そして、それ以上に、発表者の皆さんは発表のために多くの時間を費やし準備してこられたことで、より多くの学びを得て、仲間やご利用者さまにも支えられながらの経験をなさって成長されたことでしょう。

どうか、来年はぜひこの場でご自分の経験を発表できるように一人ひとりが取り組んでいただきたいと思います。
ありがとうございました。