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知っておきたい認知症/ピック病

物忘れ?歳のせい?病気?認知症の種類や症状の特徴について分かりやすく解説します。

TYPES OF DEMENTIA 認知症の種類

3つの認知症とその見分け方について

type01

アルツハイマー型認知症

type02

脳血管性認知症

type03

ピック病

認知症とは、脳の障害によって、一度得た知的能力が著しく低下した状態をいいます。その原因はさまざまで、頭蓋内の病気によるもの、身体の病気によるものなどがありますが、最も多いのは「アルツハイマー型認知症」と「脳血管性認知症」です。さらに、若年性認知症である「ピック病」も認知症のひとつに挙げられます。
人の名前を度忘れしたり、昼に食べたものを思い出せなかったりなどのいわゆる「物忘れ」は記憶力や集中力、注意力の低下から起こります。つまり、単なる脳の老化が原因で、病気によるものではありません。一方、認知症では人の名前どころか、その人の存在さえもわからなくなってしまいます。今日のお昼に何を食べたのかはもちろんのこと、お昼ごはんを食べたか食べていないかさえも思い出せなくなってしまうこともあります。
認知症は、原因となる病気を適切に治療することで症状が軽くなることもありますが、一般的には治療によりもとの状態に戻ることは難しいと考えられています。

きのこエスポアール病院の取り組み

SYMPTOMS ピック病の症状

「物忘れ」以外の症状を起こす若年性認知症ピック症をご存じですか?

一般的には知られていない40~50代に多いピック症

ピック病は、病医理学的には前頭側頭葉変性症の中核的な病気とされています。特徴として、性格の変化や理解不能な行動を起こすことがあります。平均発症年齢も40代から50代で、ほかの認知症に比べて早めです。働き盛りなので、社会活動の中で困ったことになるケースが多くあります。
ピック病の難しさは、初期の症状がわかりにくいことと、一般的に知られていないために周囲に理解されにくいことにあります。

ピック症の発見は初期段階では難しい

ピック症の初期段階では、本人の自覚症状はごく軽いもので、病院に行く必要もないと思っています。初期段階では生活に困ることは少なく、物忘れも少ないので認知症と疑われない場合があります。そして症状が進むと上記のような行動が目立ってきます。
アルツハイマーなど他の認知症で頻繁に起こる「ついさっき言われたことが思い出せない」などの記憶障害は、初期段階では認められないことが多いのもピック病を発見する難しさにつながっています。

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